高齢者の免許更新が平成29年3月から変わる!臨時認知機能検査とは?

   2017/03/22

先日、76歳になる実父がたぶん最後の運転免許証の更新を終えた足で私の家に寄ってきた。
満70歳以上の高齢者が運転免許証の更新を受ける場合は、更新期間が満了する日の前6カ月以内に自動車学校で高齢者講習を受けて、その受講修了書と一緒に免許センターでの更新申請の際に提出することになっており、数年前に実父が初めての高齢者講習を受ける時に、なかなか自動車学校の講習予約が取れなかったらしい話を聞いた記憶がある。
そして今回、実父のように満75歳以上になると高齢者講習のほか、一緒に認知機能検査というのを受けないといけないらしい。
誰もがいずれは通る道であるが、高齢者になると
判断力が鈍る。
運動機能が落ちる。
咄嗟の行動ができない。
など若い時のようにはいかず、どうしても交通事故を起こす確率が高くなることから満70歳以上からはこのような講習や検査を設けているらしい。
確かに新聞・テレビでも高齢者が運転する車が、高速道路を逆走して交通事故を起こしたり、アクセルペダルとブレーキペダルを踏み違って立体駐車場から転落したり歩行者を撥ねたりして以前も大学病院内で見舞いに来ていた人を撥ねて死亡させるというのも運転手が高齢者ということで大きく報道されていた。

私の実父も今から十数年前に車を運転中、信号交差点で赤色から青色信号に変わったので車を発進させて交差点中央にさしかったところ、赤色信号で交差点に進入してきた80歳位の高齢者が運転する車に衝突されて実父の車が横転するという交通事故に遭ったことがあった。
当時、たくさんの目撃者がいたことやたまたま救急車が通りかかったことからすぐに病院へ運ばれて幸い1週間程度の怪我で済んだが、運転していた軽四乗用車は廃車となってしまったことがあったので、実父も歳を取り運転には十分気をつけているとは思うが人間、いつ事故を起こしたり、遭ったりするかは分からない。
ところで、その実父が運転免許更新のため県警の免許センターに行って手続きをして新しい免許証ができるまで待っていたところ、センターの職員から平成29年3月12日から一部道路交通法が改正されたと言って、リーフレットを渡してくれたのを見せてもらったのある。
改正されたのは『臨時認知機能検査』『臨時高齢者講習』らしくリーフレットにも書いてあるが、75歳以上からが該当でまさしく実父が該当するので一応読んでみた。
そのリーフレットに書いてある内容は、

臨時認知機能検査

実父も該当するのだが、75歳以上の運転者が、特定の違反行為をすると、『臨時認知機能検査』を受けないといけないらしいのである。
その特定の違反行為とは、

1信号無視 2通行禁止違反 3通行区分違反 4横断等禁止違反 5進路変更禁止違反 6しゃ断踏切立入り等 7左折又は右折違反 8指定通行区分違反 9環状交差点における左折等違反 10交差点安全進行義務違反等 11右折時、直進車や左折車への進行妨害 12環状交差点安全進行義務違反等 13横断歩道等での歩行者等の横断妨害 14横断歩道のない交差点での歩行者の横断妨害 15徐行義務違反 16一時不停止 17合図不履行 18安全運転義務違反
の18項目である。
この18項目のどの違反も当然、運転者であればついしてしまいそうな違反であるが、特に高齢者がよくしてしまいそうな違反である。
そしてこの違反をすると『臨時認知機能検査』を受けなければいけないのである。

臨時高齢者講習

先ほどの違反をして『臨時認知機能検査』を行い、『問題なし』と判断された場合はそのまま運転免許証は継続となるが、『問題あり』と判断された場合で、『認知症のおそれがある』場合、当然、医師が作成した診断書などで『認知症』と診断されたら、免許取消し免許停止となる。
検査で、『認知症のおそれがある』が医師が『認知症ではない』と判断した場合や認知症のおそれはないが、『認知機能が低下しているおそれがある』と判断された場合は、2時間の『臨時高齢者講習』を義務付けているのである。
当然、正当な理由なく『臨時認知機能検査』『臨時高齢者講習』を受講しない場合は、免許取消し免許停止となるらしい。

実父が、運転免許証の更新前に自動車学校で受講した認知機能検査の内容を聞いてみると、
受講日の年月日・曜日・時刻を答えたり、動物や道具などの絵を覚えて、後でどんな絵だったかを書く、職員から指示された時間の時計の絵を描くなどらしく、実父曰く、全てできたと自信満々で話していたがそれは分からないが。
認知機能検査を受講して、その時点で『認知症のおそれがある』場合は、高齢者講習を受けることなく臨時適性検査や医師の診断書提出などで『認知症』と診断されると免許取消し免許停止となる。
それ以外に該当する人が、高齢者講習を受講できるのである。
『臨時』がついているのは、あくまで先の18項目に違反した該当者が受ける『臨時認知機能検査』『臨時高齢者講習』なのである。
現在、実父は76歳であるが元気で仕事を退職後は、実母と旅行や趣味のゴルフをしたりして無事故・無違反であるので心配はしていないが、同居していないのでもし記憶が衰えたからと言ってちょっとの変化では気付かないのが正直なところである。
父自身も、多分今回の免許更新を終えて次回の更新時79歳になる頃には車の運転もできないので、あとは一緒に同居している娘すなわち私の妹に乗せてもらうと免許引退宣言をしていた。
自身が車を運転中に事故を起こしても遭ってもいずれにしても家族に迷惑をかけることにはなるので早めに車の運転を引退することは良いことだと思い、運転ができなくなった後は私や実家にいる妹が協力して両親の面倒を見なければいけない日も近いことを実感したのであった。

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